
空に描いた絵が動き出したりしないかしら…

ゼブラが発表した新しい技術を使えば実現できるかも!その名も「kaku lab.」。紙にも空間にも書けると話題になっているよ

え、どういうこと? 空間に書けるって、まるでSFの世界!

そうなんだよ〜。まさに未来を感じるツール、「kaku lab.」について解説するね
従来の筆記具の概念を覆し、描いたものをリアルタイムでデジタル空間に反映させる革新的な3Dビジュアル生成プラットフォーム「kaku lab.」をゼブラ株式会社が発表しました。専用のペンとアプリケーションを用いることで、紙や空間に描いたものが瞬時に3Dデータに変換され、AR/VR環境での利用が可能となるこの技術は、創造的な表現の可能性を広げる新しいツールとして、多方面から注目を集めています。今回は「kaku lab.」とはどのようなものか解説します。
ゼブラが開発した「kaku lab.」とは

(出典:ゼブラ株式会社 公式WEBサイト)
ゼブラが発表した「kaku lab.(カクラボ)」は、従来のペンの概念を超えた革新的なプラットフォームです。同じくゼブラが開発した「T-PEN」を使用することで、描いたものをリアルタイムにデジタル空間へ反映させることができます。この「T-PEN」には、筆圧や書く速度、角度などのデータがとれる様々なセンサーが搭載されており、Bluetoothを使ってデバイスと接続し、データを共有できます。VRゴーグルと合わせることで、まるで空間に絵や文字を書いているような体験が可能となっています。さらにこの「T-PEN」は、デジタル空間だけでなく、通常の紙にも書けるという特徴を持っています。まさにデジタルとアナログが融合した革新的な技術です。これまでペンといえば紙やホワイトボード、タブレット上で使うものというイメージがありました。しかし「kaku lab.」は、デジタル技術と融合し、空中に描いた文字やイラストをデジタルデータとして記録できる新しい発想のプラットフォームになっています。
↓ゼブラの公式YouTubeチャンネルに「kaku lab.」についての紹介動画があります
「kaku lab.」の革新的な技術

(出典:ゼブラ株式会社 公式WEBサイト)
「kaku lab.」には、次世代の技術が多数採用されています。その主な技術を見ていきましょう。
空間描画技術
ペン先の動きをセンサーが正確に捉え、紙や3D空間上に書いた文字、イラストをデジタル化します。これにより、空中に書いたものがPCやタブレット、バーチャル空間にリアルタイムで反映される仕組みです。
AIサポート機能
「kaku lab.」には複数のAIが使用されており、AIを使って書いたものを3D化したり、ラフに書いたものをリアルなイラストへ変換したり、書いたものを動かしたりといった機能が搭載されています。
XR(クロスリアリティ)との連携
「T-PEN」を使って、VR(仮想現実)やMR(複合現実)と連携することで、まるでホログラムのように空間上に映し出すことが可能です。例えば、VRゴーグルを装着すると、空間に書いた文字がリアルタイムで立体的に見える仕組みになっています。
デジタル保存
紙や空間に書いたメモやイラストをデジタルデータ化しPCやタブレットに記録できるので、共有や編集も簡単に行えます。
「kaku lab.」の活用シーン

(出典:ゼブラ株式会社 公式WEBサイト)
現在、「kaku lab.」はビジネス向けに開発が進められており、医療や教育、クリエイティブ分野、ビジネスなどへの活用が期待されています。どのような活用法があるかいくつか考案してみました。
教育分野での活用
教師が空間上に図形や数式を書いて、生徒がXRデバイスを通じてリアルタイムで確認できるため、直感的な授業が可能になります。オンライン授業との相性も抜群です。
ビジネスシーンでの活用
ホワイトボードに書く感覚で、空間上にアイデアを可視化できるため、ブレインストーミングやプレゼンテーションの幅が広がります。チームでのリアルタイム共有も可能になります。
クリエイティブ分野での活用
デザイナーやアーティストは、これまで紙の上でしか描けなかったアイデアを空間上に展開し、より自由な表現が可能になります。特に3DモデリングやCG制作において、直感的な操作ができる点が魅力的です。
医療・リハビリ
3D空間を使った新しいリハビリテーションや、医療用シミュレーションの開発に役立ちます。
「kaku lab.」の今後の新しい情報に注目しましょう!ゼブラ株式会社の公式WEBサイトはこちらから↓
本文とは関係ないが、ゼブラのサイトが可愛い。

まとめ
「kaku lab.」は、ゼブラ株式会社が長年培ってきた筆記具の技術と、最先端のデジタル技術を融合させた、まさに次世代の筆記体験を提供するツールです。アナログな筆記体験の良さを残しつつ、デジタル空間での創造性を無限に広げる可能性を秘めています。現在、一般向けへ製品化する予定はないそうですが、技術が発展すれば身近なアイテムとして生活に取り入れる日がいつか来るかもしれませんね。今後も新しい技術に目が離せません!
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